![]() |
|
![]() |
|||||


| 入学式回想から愛する母へ |
高校の入学式は母が一緒だった。街の中心地の中学出身の子はとても垢抜けしていた。セーラー服の上下の丈のバランスが絶妙である。一緒に来ていたお母様方はとても綺麗で、まるで姉妹のように見え、田舎から出てきた私達はびっくりした。男子もかっこいい!泥のついた運動靴なんて履いていない。・・・ちょっとしたカルチャーショックだった。 入学式の帰りに母がおいしいものを食べて帰ろうといって、生まれて初めて喫茶店に入ったのを覚えている。「ブーベの恋人」と名前のついたパフェを食べた。小さい頃からおばあちゃん子だった私は母と向かいあい話をすることがなくて少々戸惑ったが、目の前に現れたシャレたデザートに釘付け。帰りに「高校生になったのだから」と資生堂のドルックスの化粧水と乳液を母が買ってくれた。初めての化粧品にドキドキした。 年月がたつのは早い。離れて暮らす今、母の足腰が丈夫なうちにどこかお出かけしたいと切実に思っている。・・・おかあさん、ありがとう。
キャサリン さん