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| 一袋の種 |
小学校の時、周りの子達はお小遣いで母の日にプレゼント買う話をしていたのに私はお小遣いをもらっていなくてお金をもらうには母に何を買うか話さなければいけなく秘密で買うことが出来ませんでした。仕方なく「筆記用具を買う」と嘘をついて母から100円もらって花屋さんに行きました。周りの子達はみんなきれいな花束を買っていたのに100円しか持っていない私はしょうがなくカーネーションの花の種を買って帰りました。帰り道、母は怒るかな、それとも種だけなんてがっかりするかなと思いながら帰ったのですが申し訳なさそうに母に渡すと反対に母は泣いて喜んでくれました。周りの子が花束を買っている中、私がきっと惨めな気持ちだったのではないかと逆に謝られました。今でも母は毎年母の日になるとこの日のことを思い出すそうです。自分でお金を稼げるようになった今でも値段ではなく心に残るもの、そして響くものをプレゼントしたいなと思っています。
ミカン缶星人 さん