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| 人生を謳歌した義母に捧げたい色とりどりの春の花を |
義母は年を取って体が少しずつ衰えてきても頭がしっかりして元気にみえました。若い頃「○○小町」といわれただけあって美人の面影が残り身につける物を楽しんでいました。又、美味しい物にも目がなくて柑橘類や酢〆の魚等特に好物でした。ほかに親戚の婚礼に招かれたり温泉や旅行に連れ出してもらったりするとそれはもう心から嬉しそうに楽しんでいました。人と交わり新しい物事に出会いたいという好奇心の旺盛な勢いが義母の元気の源だったのでしょう。その義母も晩年にはやはりオムツの世話になり、長く合わなかった孫の顔を忘れて名前が呼べませんでした。 「もう一度瀬波温泉の大観荘に行きたい」これはかなわなかった義母の最後の願いでした。 義母は、一年前の二月、百歳で世を去り、先日一周忌の法要が営まれました。
リョウ さん