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| 姑と私 |
母の日には、嫁いでより実母には、ごめんしている。姑には、やはり気を使ってしまい、あれこれ悩んで、気前よく服にしたり花にしたりして遠方より贈っていた。もう十年も前になるが、花屋から届いた花が品質の劣ったものだったらしく、姑軍団から悪評だった。そして、三年間とも良い花はなかったから、これからは花も服もいらないから商品券にしてくれと言われた。当時の私は、姑をなんて人だろうと心の中で嫌った。あれからは、毎年、商品券を贈っている。そして、この十年の間に、私は二人の子供の母になり、様々な人間関係の中で紆余屈折してきた経験から、自分が少し丸くなった気がする。白髪一本たりとも見させない美容院通い・香水・骨折しないかと思わんばかりの大きな花のついた銀色のミュール・・そんなおしゃれな姑です。口は悪いけど、75歳にしておばあさんらしくない姑が元気に過ごしている事はありがたいことです。母の日に、私が気持ちよく、わずかながらも、好きなものを買ってと商品券を贈れるようになった、自分の気持ちに、私の少しばかりの人間的成長を見れるかな。
風前一塵 さん