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| 「懸命に頑張った、不器用なぼく」 |
教室。四年生の札が掛けられた部屋。 僕は一人居残りで母の似顔絵描いていた。 へたな絵だったけど、 一生懸命描いていた。 三日前。母の日の三日前。 マンガ買うからとお小遣いもらい、 カーネーションも用意した。 その花が見つからないようにと、 「お母さん、物置の中みないでね」 これで安心。 でも、母の日当日に、 僕は連れられ病院に。 持病の喘息が発作した。 点滴受けてる僕の横。 「お花、ありがとね」 母の笑顔。母の言葉。 僕はポケットの中から、 しまっておいた似顔絵を出した。 不器用にでも丁寧に書いた一枚。 ぼくの最高傑作「大好きな母」。 <了>
まるころ さん