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| 花束が歩いてきた! |
息子が4歳になったばかりの頃。家の傍に、的屋のお兄さんが大判焼きのお店を開店、保育園帰りの息子は、家に戻ると100円玉を握り締めて買いに行くのが日課となり、申し訳無いほどたくさんのおまけをもらっては、すっかり馴染んでいました。そのうちに、お仲間が隣で花屋さんを開店。とある日、息子の大声に玄関に出て見ると、大きな真紅の薔薇の花束に、顔はもちろん身体半分も埋もれた彼が、息を弾ませて立っていて、「あのね、母の日だから、これ、おかあさんにって!」後にも先にも、あれほどゴージャスな花束のプレゼントをもらったことはなく、今でもあの時の息子の無邪気な笑顔とともに、ほのぼのと心を暖めてくれている、私の大切な思い出です。皆さん、どうされているやら。祭りを追って日本中を旅しているのだと、別れを告げられて泣いた息子も、高校生になりました。
レインデイア さん